AIと書道 / AIを使った書道教育

AI 書道学習

 鉄筆堂の書道教室 〜プロの筆耕技術から学ぶ美しい文字〜

はじめに

はじめまして。鉄筆堂と申します。

江戸川区で書道と筆耕をやっています。
書道歴は55年、筆耕歴は35年です。
高等学校の教壇にも立たせていただいたことがあります。

筆耕では賞状、封筒、布、垂れ幕まで書くことができます。
職場では後輩3人を育て上げました。

今日は、私が長年培ってきた書道の教授法について、
お話しさせていただきます。

AIと書道 / AIを使った書道教育とは?

今はAIの使用が盛んに行われています。
以下に述べることはあなたが気がついていないうちに
既にAIで書道教育の補助が行われているという事実です。

何気なくぼくが書いている文章も、
文章のベースは必死になって書いていますが、
見出し”<h1><h2><h3>
などはAIが使われてあなたに読みやすいように
使われているのです。

私の教授・練習方法

まず筆耕の技術で高校からの書道を学びます。
筆耕は失敗が許されない仕事です。

この厳しい現場で培った確実な技術こそが、
美しい書道の基礎となるのです。

第一歩:筆耕では罫線を使います

下書きの罫線の上に沿って字を書いてゆきます。
場合によっては鉛筆の下書きの上に墨でなぞることもあります。

鉛筆の使い方は鉛筆のB4で薄く書きます。
これだと後で消すのに便利です。

これが第一歩です。

普段書道では2度書きはいけないと教わっています。
私はそんな事は最初から強くは教えません。
本番で上手くいくために書道は書いているのです。

ただし、基本的には2度書きというのはいけません。
線の上に線を重ねると線が死ぬからです。

第二歩:文字の中心がどこにあるか

文字の中心が読めないと、曲がった字の並びになります。

この字の中心というのは楷書、行書、かな文字で
大きく異なりますので習熟が必要です。

第三歩:文字と文字の「間(ま)」を学ぶ

◆ 間(ま)が整ってこそ、書は美しくなる

文字のうまさは、一文字だけでは決まりません。
並んだ時に美しく見えるか――これがとても大切です。

そのために必要なのが、「間」の感覚です。

この「間」は、ただ物理的な「スペース」ではありません。
呼吸や気配に近いものだと、私は思っています。

文字と文字の間隔が詰まりすぎていると、窮屈に見えます。
逆に、間延びしていると、文字の力が抜けてしまいます。

良い「間」は、書全体をリズミカルに、引き締めてくれます。
それはまるで、音楽における休符のようなものです。

◆ どのくらい空けるか? その感覚のつかみ方

では、文字の「間」はどのくらい空ければいいのでしょうか?

これは実際のところ、文字の形・大きさ・書体・全体構成によって変わります。

たとえば、
「感謝状」のように3文字でバランスを取る場合と、
「令和六年度卒業証書授与式」など長文を書く場合とでは、
文字間の取り方はまったく違います。

筆耕では、あらかじめ「割付(わりつけ)」という作業を行います。
これは、文章全体の構成を考えながら、
一文字ずつの位置・バランス・間隔を設計していく作業です。

私はこのとき、紙を一度「目で割る」ようにしています。
たとえば縦書きの紙に20文字を書くなら、
紙の天地をまず五等分に分けて、さらに文字の天地の大きさや余白を見ます。
この目安があることで、「文字の間」も整いやすくなります。

◆ 感覚を育てる練習法

初心者の方におすすめの練習法があります。
それは、あえて文字の間を少しずつ変えて書いてみるという方法です。

たとえば「感謝」の2文字を、
ほぼくっつけて書く
やや間を空けて書く
かなり広めに空けて書く

この3通りを書いて、自分の目で比べてみるのです。
すると、「どのくらいがちょうど良く見えるか」が自然とつかめてきます。
自分の目を信じて判断する力――これが、実はとても大事です。

◆ 間は「書の呼吸」である

「間(ま)」というものは、単なる空白ではありません。
そこにこそ、書き手の感覚、呼吸、気持ちの流れが宿ります。

私は筆耕をするとき、文字と文字の間にほんのわずかに“間を置く時間”をつくります。
筆を次の場所に運ぶ前に、いったん呼吸を整え、
「次の文字をどう置くか」を頭の中で思い描きます。

このひと呼吸が、書のリズムを整えてくれるのです。

◆ 線の太さも間です

線を全体的に太く書くと文字間の線が狭まり苦しく見えるはずです。
逆に線を細く書きすぎると貧相な文字の結滞になります。

ちょうど良いバランスというのがあります。
それは古代中国や日本で名品と呼ばれている物の
文字の強弱、線の太さ細さを研究しなければなりません。

おわりに

書道は、単に文字を美しく書く技術ではありません。

呼吸を整え、心を込め、一文字一文字に魂を宿らせる。
そして全体の調和を考えながら、美しい「間」を生み出していく。

これこそが、書の本質だと私は考えています。

筆耕という失敗の許されない現場で培った技術を通じて、
書道の奥深さをお伝えできれば幸いです。

美しい文字は、技術と心の調和から生まれます。
一緒に、書の世界を探求してみませんか。

鉄筆堂
📍 江戸川区
📝 書道歴55年・筆耕歴35年
🎓 高等学校教員経験あり
✍️ 賞状・封筒・布・垂れ幕まで対応

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